川重、タイでガスエンジン３基受注 10万ｋＷ級発電所向け

川崎重工業はタイでガスエンジン３基を受注した。受注額は明らかにしていない。世界的にも珍しいガスエンジンとガスタービンを組み合わせた出力１０万キロワット級の発電所向けに供給する。発電機や補機類を含めた発電設備一式を２０１８年２月に出荷する計画だ。

タイの発電事業者であるバークプライ・コージェネレーションが、同国内に新設する発電所向け。ガスエンジンは発電所の建設を請け負うシンガポールのジュロン・エンジニアリングから受注した。発電所は１９年６月に運用を始める。

納入するガスエンジンの１基当たり発電出力は７８００キロワット。世界最高の発電効率と短時間で発停可能な優れた機動性を生かし、昼間のピークタイムに合わせて発電する予定。

川重は２５年度に、ガスエンジンやガスタービンなどを所管するエネルギー分野の売上高を３０００億円（１５年度比約３倍）に引き上げる計画。このうち半分を海外で稼ぐ考えだ。

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