[ 政治・経済 ]
(2017/8/17 05:00)
【北京=時事】中国共産党の中央インターネット安全・情報化指導小組と中国教育省は、サイバーセキュリティー分野で優秀な人材を育成するため、「一流のネット安全学院」を設立すると発表した。同省が15日、ネット上で明らかにした。2027年までに「国際的に影響力と知名度を持つ学院」を国内の4―6カ所につくる計画だ。
発表によると、学院の設立は「習近平総書記(国家主席)の重要な指示」に基づく。習指導部は言論統制のためにネット規制を強化すると同時に、サイバー技術の軍事利用にも力を入れている。学院を設立し、体制を守る観点からサイバー分野の先端技術を備える要員の養成を目指すもようだ。
学院の教員には経験豊富な専門家を招き、外国の大学や企業、研究機関と積極的に交流を進める方針。地方政府や企業などにも学院建設への支援を求めている。
6月に施行されたネット安全法は、サイバー分野の人材育成を促している。同法は「ネット空間の主権と安全保障の確保」を目的として定められた。
(2017/8/17 05:00)
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