エフイーシー、容易に「Ｉ２Ｃ」センサー導入 プログラミングソフト開発

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  Ｉ２Ｃセンサーを活用したセンシングシステム

【福島】エフイーシー（福島市、石崎孝行社長、０２４・５５３・９６１１）は、米マイクロソフト（ＭＳ）の基本ソフト（ＯＳ）「ウィンドウズ」上で、通信規格の一つ「Ｉ２Ｃ」によるセンサーなどを容易にプログラミングするドライバーソフトを開発した。民生用に普及するＩ２Ｃセンサーを活用する環境を後押しするのが狙い。シングルボードコンピューターと組み合わせた低コストのセンシングシステム開発につなげる。

Ｉ２Ｃによるセンサーのプログラミングは、エラー処理など各種処理が求められ、未経験なソフト技術者が多いという。そこで一連の動作設定などを多くのソフト開発受託業者が利用するウィンドウズで可能にした。

同社は、福島県の「ロボット関連産業基盤強化事業費補助金」を活用して、温度・湿度や光、速度など１２種類のセンサードライバーを開発した。Ｉ２Ｃによるセンサーシステムは低コスト化での導入が利点となる。

高野浩樹同社会長は「従来の大手機器メーカーのセンシングシステムと比べて約１０分の１のコストで導入が見込める」とし、生産現場のＩｏＴ（モノのインターネット）分野への利用を期待している。