[ 機械 ]
(2017/8/25 05:00)
日本精工はフランス国有鉄道(SNCF)から高速列車「TGV」の車軸用軸受(写真)を受注した。日本の新幹線に長年軸受を供給し、韓国や中国など海外の鉄道車両にも軸受を納めてきた実績や技術力が評価されたとしている。受注した軸受は、材料選定や内部設計の最適化、専用シールの採用などにより、過酷な状況下での信頼性や長期耐久性を実現。時速320キロメートルで走行するTGVの衝撃やカーブなど多様な荷重に対応する。
日本精工は5年間の評価を経て、SNCFの審査や現車走行試験に合格。2016年11月に認定サプライヤーとして登録された。
日本では1964年の初代0系から全種類の新幹線に軸受を供給するなど、高速鉄道向け車両で実績を積み重ねている。
(2017/8/25 05:00)