[ 地域経済 ]
(2017/8/25 05:00)
日本気象協会は24日、7月の九州北部豪雨で福岡県朝倉市を襲った降水量は「550年に1度」に相当すると発表した。朝倉市では同5日、観測史上1位となる516ミリメートルの大雨が降った。これまで同市で1日に降った雨は、統計開始から42年間で最大でも約200ミリメートルだったという。
同協会事業本部防災ソリューション事業部の本間基寛専任主任技師は「河川の防災対策は100―200年に1度の災害を目安に行われるが、今回はそういった目安を超える被害だ」と述べた。
豪雨が発生したメカニズムは、前線に向かって南西から吹き込む暖かく湿った空気と、西から吹く風が集まったことなどを挙げた。その結果、朝倉市付近で積乱雲が次々と発生し、豪雨をもたらした「線状降水帯」が形成された。また、翌日―半日後の気象を予測するシミュレーションでは「被災地域での強い降雨などは予測されておらず、特定の地域で災害が発生する危険性を予測するのは難しかった」との見方を示した。
(2017/8/25 05:00)
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