[ ICT ]

アマゾンとMS、音声認識AIで提携−「アレクサ」と「コルタナ」を相互連携

(2017/9/6 05:00)

米アマゾン・ドット・コムと米マイクロソフト(MS)は、音声認識を使った会話型の人工知能(AI)技術で提携した。音声認識AIで実績を持つアマゾンの「アレクサ」と、MSの「コルタナ」を相互に連携させる。AIサービスをめぐる戦いが日を追って激しくなる中で、競合同士が中核技術で連携するのは珍しい。AIプラットフォーム(基盤)の覇権争いに向けた権謀術数の駆け引きとしても注目される。

  • アマゾンの「アレクサ」とMSの「コルタナ」を相互に連携させた両社の端末

コルタナは基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」搭載パソコンで利用可能。今回の提携により、コルタナの利用者は“アレクサをオープン”と指示するだけで、アマゾンの電子商取引(EC)サイト上の注文に対応できる。

同様にアレクサの利用者も“コルタナをオープン”と指示すると、コルタナが提供するカレンダー管理や今日の予定一覧、ロケーションベースのリマインダーなどの便利な機能にアクセスできる。

MSはコルタナ経由でアレクサにアクセスできる機能を2017年内にウィンドウズ10に追加する計画。将来はグーグルの「アンドロイド」やアップルの「iOS」にも対応する予定。

アマゾンはスピーカー型AI端末「エコー」の投入により、音声認識AIサービスの普及拡大に乗り出している。

このほか、音声認識などを含むAI分野では米IBMの「ワトソン」や米セールスフォース・ドットコムの「アインシュタイン」なども先行している。IBMとセールスフォースもサービス連携を表明している。

(2017/9/6 05:00)

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