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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/9/8 05:00)
パイオニアは7日、自動運転向け3次元(3D)ライダー「3D―LiDAR(ライダー)」の試作機を開発し、9月下旬にサンプル出荷を始めると正式発表した。自動運転技術を開発する完成車メーカーやICT(情報通信技術)関連企業に提供し、実用性を高める。2020年以降の量産化を目指す。
3Dライダーは赤外線レーザーを照射し、車の周辺環境を高精度に検知できる高機能センサーで自動運転の高度化に必要な中核部品。パイオニア製のサンプル品は物体や形状を検知するスキャニング部(写真)や電源、制御部などで構成し、レーザーディスク事業で培った微小電気機械システム(MEMS)技術を活用したMEMSミラーとレンズを組み合わせて、小型、高性能を実現している。
今後、完成車メーカーなどに供給して実用化に向けた動作検証を進める。結果を基に黒色の物体やより遠方の物体形状を計測できる技術を高度化するとともにサイズなどの仕様を決め、量産化につなげる。
自動運転技術「レベル3」以上を搭載した自動運転車や次世代地理情報システムサービスへの採用を目指し、新たな収益の柱に育てる。
(2017/9/8 05:00)
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