[ 機械 ]
(2017/9/12 05:00)
【名古屋】ヤマザキマザックは11日、金型加工向けに同社製品で最高の加工精度を実現した5軸マシニングセンター(MC)「UD―400/5X=写真」を18日に発売すると発表した。剛性の向上、熱変位対策を徹底。長時間の高速・連続稼働でも安定して高い加工面品質が出せる。価格は8430万円(消費税抜き)から。年間50台の販売を目指す。
ベースやコラムなど構造体の高剛性化で高速加工時の振動を抑制するとともに、左右対称の門型構造の採用で温度変化による機体のねじれも低減した。
また振動の原因となる駆動用ギアがないビルトインモーターを主軸に採用。さらに主軸とボールネジの軸心に冷却油を循環させる仕組みを採用、発熱による主軸の加工精度変化を抑える。主軸回転速度は同社最速の毎分4万5000回転。
成形する部品の品質を高めるため金型を高精度に加工する需要が高まっていることを受け同社は、ほぼ用途を特化した5軸MCを開発した。微細・精密加工が必要な人工骨など医療機器部品も加工できるという。
(2017/9/12 05:00)
機械・ロボット・航空機1のニュース一覧
- エイムネクスト、ヤマザキマザックと提携で新会社 機械加工をIoTで改善(17/09/12)
- PDエアロ、商用運航の挑戦と課題 米国勢も開発着々(17/09/12)
- 工作機械主要7社の8月受注実績、17%増の361億円 内外で設備投資進む(17/09/12)
- 8月の鍛圧機械受注、23%減の210億円 日鍛工まとめ(17/09/12)
- ヤマザキマザック、金型加工向け5軸MC 自社最高の加工精度を実現(17/09/12)
- 高砂熱学、冷媒管の酸化防止作業を省力化する新工法 作業量を8割削減(17/09/12)
- MHPS、排煙脱硫装置2基をセルビアで受注(17/09/12)
- 西尾レントオール、豪フォーク販売レンタル会社を買収(17/09/12)