[ ICT ]
(2017/9/15 05:00)
楽天は広島県神石高原町と、農業に関する連携協定を締結した。楽天の農家と消費者をつなぐITサービス「Ragri(ラグリ)」を活用し、新規就農者の育成支援などを推進する。神石高原町における農家の担い手不足の解決などに取り組み、地域社会の発展を後押しする。楽天が農業に関して自治体と連携協定を結ぶのは初めて。楽天と神石高原町は新規就農者の支援や農業承継支援、農業者のIT活用支援など6項目で連携する。
楽天は4月に子会社のテレファーム(愛媛県大洲市)とラグリを開始。消費者と農家が双方向に情報交換し、消費者の注文を受けて農作物を育てるプラットフォームを展開する。また、新規就農希望者の立ち上がりを支援したり、農家と新規就農者をつないだりするサービスを推進している。一方、神石高原町は過疎化や高齢化の進展により、農家の担い手の育成などが課題になっている。ラグリを活用し、これらの課題を解決する。
両社は都内で協定締結式を実施。楽天の安藤公二常務執行役員は「(ラグリの提供により)日本の農業を救いたい」と力を込めた。
(2017/9/15 05:00)