名古屋市大、高性能放射線治療装置を導入

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【名古屋】名古屋市立大学は同大病院に米アキュレイ（カリフォルニア州）製の高性能放射線治療装置「トモセラピー・ラディザクト」を導入、１０月２日に運用を始める。導入はアジア初だという。がんに対する高精度の放射線治療に用いる。

同装置はコンピューター断層撮影（ＣＴ）の速度が従来より３４％速く、放射線治療速度も１８％速くなる。患者が体を静止する時間が短くなり、負担を軽減できる。

またＣＴ画像から線量分布を確認する機能があり、位置照合と合わせ正確で最適に照射して治療する。さらにベッドを支える機構を備えて患者の体のずれを１ミリメートル以内に抑え、高精度化も図った。

治療の対象は頭頸部（けいぶ）がん、食道がん、子宮頸（けい）がん、前立腺がんなど固形がん全般。