[ 機械 ]

JFEエンジ、全社共有の調達システム来月稼働 サプライヤー4000社超

(2017/10/9 05:00)

JFEエンジニアリング(東京都千代田区、大下元社長、03・6212・0800)は、調達システムを刷新する。プロジェクト管理に必要な調達情報を全社で共有し、建設現場に最適なタイミングで機器や部材を供給できるようにする。4000社以上のサプライヤーにもシステム参画を促し、業務プロセスを短縮する。刷新に伴う設備投資は3億円弱。新システムの導入で調達効率を10%高める。10月下旬から社内で、さらに11月中旬にサプライヤーの運用を始める。

新システムのベースは自社で開発した。調達部門に加え、営業や計画、設計部門もシステムへのアクセスが可能で、情報の共有や可視化を促進。業務精度の向上につなげる。プラント工事に必須のスケジュール管理もシステムを通じて共有できるため、工事進行に合わせて最適な調達計画が立てられる。

サプライヤーと会社情報や取引情報を電子化して共有することで仕様検討や納期変更、注文改正などが双方向で円滑にやりとりできる。サプライヤーはこれまで調達部門としか接点がなかった。新システムでは他部門に売り込み情報を直接提案でき、取引機会の拡大につながる。建設工事に絡む電子商取引では、建設業法でガイドラインが定められている。このため、建設関連の注文や請け負い業務に関しては、ガイドラインに対応した外部の専用システムを用いる。

JFEエンジは約6000社のサプライヤーを持つ。新システムには当初、7割程度の企業が加わる。年間の調達額は2400億円に上り、調達効率の向上で不可欠となっていた。まずは国内で運用を開始し、2018年度に海外拠点への導入を目指す。

(2017/10/9 05:00)

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