[ ICT ]
(2017/10/11 05:00)
NTTドコモは、あるエリアにおける数時間先までの人数を予測する「近未来人数予測」技術を開発した。ドコモの携帯電話ネットワークの仕組みを利用して作成する人口統計と、NTTグループの人工知能(AI)技術を組み合わせた。多様な分野で実証を進め、2018年度の実用化を目指す。
NTTグループの「時空間変数オンライン予測技術」を用いて人口統計の時系列データから時間と空間の影響パターンを学習した。
あるエリアにおける過去の人の増減が周辺エリアの人数の変動に、どのような影響を及ぼしているかを学習する。これにより、数時間先の人数を10分単位で予測する。
ドコモ社内の実証では都内のサンプルエリア3200カ所で10分ごとに1時間後の人数を予測し、実際の数との誤差を算出する。その結果、誤差率は約10%だった。これは、人数が1100人という予測に対し、実際は1000人という水準になる。こうした技術を活用し、数時間先の人数をスマートフォンやタブレット端末などで可視化するサービスを合わせて検証していく。
(2017/10/11 05:00)
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