[ ロボット ]
(2017/10/12 05:00)
【横浜】AIGジャパン・ホールディングス(HD)とサイバーダインは11日、同社のロボット技術を使ったアシストスーツ「HAL(ハル)」を神奈川県内の小中高生50人に無償提供し、歩行機能向上を体験する機会を創出すると発表した。募集期間は同日から2018年3月まで。17年11月から神奈川県藤沢市の「湘南ロボケアセンター」で順次実施する。
同事業は両社の社会貢献活動の一環。事故などにより脊髄に障害を負い歩行が困難になった児童・生徒の歩行機能向上意欲の増進を目指す。歩行機能向上体験では1人当たり90分のプログラムを10回実施する。ハルは、脳から筋肉に送られる信号“生体電位信号”を読み取り、装着者の歩行動作を補助する。
サイバーダインの山海嘉之社長は同事業に対応するため130センチメートル程度のSSサイズのハルを開発しているとし、「開発を加速させて、実際に使えるようにしたい」と意気込んだ。両社は16年11月に事業の連携協定を締結している。
(2017/10/12 05:00)