[ 機械 ]
(2017/10/13 05:00)
日刊工業新聞社が16日に発行する「型技術11月号」は、「金型機能を高める最新の表面技術」を特集する。金型表面の状態をコントロールすることで金型から成形品を取り出しやすくしたり、金型と被加工材(ワーク)の間の摩擦を低減して金型寿命を伸ばしたりする表面技術が注目されている。特集では、表面技術の開発・研究動向を追うとともに、金型を高機能化する表面技術がどのように適用されているのかをメーカーの事例を通じて紹介する。
総論は、岐阜大学次世代金型技術研究センターの土屋能成特任教授が金型に求められる機能を明らかにし、金型に適用される表面処理がどのような特性を持つのか、最新の皮膜開発の動向を紹介する。
メーカー事例は「表面処理・コーティング」「レーザー加工」「潤滑剤」に分けて取り上げる。高張力鋼(ハイテン)のプレス成形金型で威力を発揮するPVDコーティングや、金型表面に細かなくぼみ(ディンプル)を施した上にコーティングして離型性を高める技術、潤滑剤を用いて金型表面にごく薄い膜を形成し低摩擦化する技術などを紹介する。
(2017/10/13 05:00)