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[ 商社・流通・サービス ]
(2017/10/17 05:00)
JR西日本は、鉄道工事の作業効率を高める新しい旋回作業台付き軌陸車(高所作業台車)を開発した。電線工事などで機械の誤動作やヒューマンエラーの低減を図れるのが特徴。光学・磁気センサーを用いて作業台の動作精度を向上させ、動作情報を運転席のコントロールパネルに表示し一元管理できる。今後10年間で約6台の老朽化車両と取り換えを図る。
作業台の昇降・回転状態を光学レーザーや磁気センサーを用い、非接触でミリメートル単位の精度で検知する。昇降・旋回情報を正確に把握し、効率よく安全に次の作業へ移行が図れる。同システムは、西日本電気システム(大阪市淀川区)と東洋車輌(同西淀川区)とで共同開発した。
同システム採用で、安全に作業できるよう車体に20カ所搭載されていた既存の接触式リミットスイッチを無くした。高所作業中に鉄線の切りくずなど異物が同スイッチに触れると、誤検知し作業台の制御に支障が出ることもあった。また、作業台の動作状態を見るため、同スイッチと連動したランプ点滅を人による目視で確認していた作業も省ける。
作業台を操作するジョイスティックレバーも機能を向上させた。レバーは固定式から有線の可動式リモコンに取り付けた仕様にし、多方向を見ながら遠隔操作できる。
今後は、さらに作業の効率性を高め、コントロールパネルの指示に基づき自動で作業台が進行・停止する機能の搭載も検討していく。
(2017/10/17 05:00)
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