[ 機械 ]
(2017/10/17 05:00)
【富山】スギノマシン(富山県魚津市、杉野太加良社長、0765・24・5111)は16日、新型マシニングセンター(MC)「セルフセンタSC―H40=写真」と「Xionα―5AX」を18日に発売すると発表した。横型MCのH40は同社初の主軸40番機で30番と同等の省スペースを実現した。5AXは精密形状加工用の小型立型MCの同時5軸加工機。
H40は自動車、建設機械、油空圧機器の部品加工での利用を想定。価格は2600万円(消費税抜き)から。販売目標は年間30台。30番で困難な大径ツールの使用や重切削ができ、30番と40番の機種混合ラインにも対応。主軸側が3軸に動く方式で高剛性を確保。ATC(自動工具交換装置)駆動などに高速なサーボモーターを用い、切り粉の排出性が良いセンタートラフ構造を採用した。
5AXはターボチャージャー(過給器)のインペラや医療用部品、小物金型などの加工向け。価格は2900万円(消費税抜き)から。年間20台の販売を目指す。A軸とC軸の旋回ユニットを自社開発し、高精度・高トルクのダイレクトドライブモーターを搭載。滑らかな曲面の高速加工を可能にした。
(2017/10/17 05:00)