- トップ
- 自動車・輸送機ニュース
- 記事詳細
[ 自動車・輸送機 ]
(2017/10/20 05:00)
NTNは欧州中心に普及拡大が見込まれるマイルドハイブリッド車(HV)向けで、燃費を約10%改善できるモーター・ジェネレーター機能付きハブベアリング「eHUB」を開発した。前輪駆動車の場合は後輪といった形で非駆動輪に搭載し、モーターで駆動をアシストしてエンジン負荷を軽減する。減速時は発電機としてバッテリーに充電できる。ハブベアリングとモーター・ジェネレーターを組み合わせたモジュールは業界初。
27日開幕の「東京モーターショー」への出展を皮切りに提案活動をはじめ、並行して2017年度内にサイズなどのめどをつける。すでに実車に取り付けた社内試験は始めている。22年度までに量産し、25年度に100億円の販売を目指す。
現行車ではタイヤの回転を支えるハブベアリングと、ブレーキディスク内側との間に空間がある。この空間に着目し、ハブベアリング外輪の外側へ、同空間に収まるサイズのモーター・ジェネレーターを組み合わせた。このため、現行車の足回り設計を変更せずに採用できるのも特徴だ。
モーター最大出力は非駆動輪2輪への搭載合計で20キロワット。左右のモーターを独立制御する専用コントローラーも開発中でシステム商品としても提案する。
欧州勢が推進する48ボルト駆動マイルドHVシステムと開発品を組み合わせた場合、エンジン車と比べて燃費は最大25%改善できる。
電気自動車(EV)もターゲットで、駆動アシストによる電費改善が見込める。EVメーンモーターを使わずに、開発品のみで時速10キロメートルほどのクリープ走行も可能。滑りやすい路面走行時に、車両姿勢を安定制御する用途としても活用できる。
(2017/10/20 05:00)
自動車のニュース一覧
- NTN、マイルドHV向けハブベアリング 燃費10%改善(17/10/20)
- BMW、SUV「X3」を6年ぶり改良 よりスポーティーに(17/10/20)
- トヨタ、レクサス「LS」を11年ぶり全面改良(17/10/20)
- 日本特殊陶業、インド工場増強−スパークプラグの生産能力2倍に(17/10/20)
- 三菱ふそう、小型電気トラック セブン−イレブンに納車(17/10/20)
- ヒラタ精機、自動変速機部品を3割増産 本社工場に74億円投資(17/10/20)
- 豊田合成、窓ガラス部品がレクサス「LS」に採用(17/10/20)
- ヤマハ発、インドネシアに125ccスクーター 女性ユーザー照準(17/10/20)
- 米フォード、北米でピックアップトラック134万台をリコール(17/10/20)
- 経営ひと言/ヤマハ発動機・柳弘之社長「三現を大事に」(17/10/20)