[ 自動車・輸送機 ]

三菱重工、米ボーイングとの協業加速 民間機の競争力向上

(2017/10/24 05:00)

三菱重工業は23日、米ボーイングと民間旅客機の競争力強化や将来機の開発について、協業関係を強化することで合意したと発表した。ボーイングの中・大型機「787」の生産で、三菱重工が担当する機体部位の製造コスト削減を共同で進める。将来機開発を見据え、先進的な機体構造技術についての共同研究も実施する。

ボーイングは6月に川崎重工業とも同様の合意を発表した。欧エアバスとの受注競争が激化する中、民間航空機の主要部位を長らく手がける日本メーカーのノウハウを活用。製品競争力を高める狙いだ。

三菱重工は787向けに複合材主翼を担う。同主翼は主翼形状に積層した複合材熱硬化性樹脂を高温・高圧で硬化・成形して製造する。製造プロセスなどのコスト削減を共同で推進する。

また、ボーイングは現在、小型機「737MAX」と787の間に位置する将来旅客機「MOM(ミドル・オブ・マーケット)」の開発を検討中。

同機向けの機体構造技術などについても、共同研究するとみられる。

(2017/10/24 05:00)

総合3のニュース一覧

おすすめコンテンツ

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

GD&T(幾何公差設計法)活用術

GD&T(幾何公差設計法)活用術

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン