- トップ
- 商社・流通・サービスニュース
- 記事詳細
[ 商社・流通・サービス ]
(2017/10/25 05:00)
南海電気鉄道は24日、スイスのモントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道(MOB)と姉妹鉄道協定を締結した(写真)。両社はともに山岳ルートを運行し、沿線に世界遺産を擁するなど共通点を持つ。今後は共通切符の販売などを計画する。南海電鉄は関西国際空港に直結する路線の利点を生かし、沿線の高野山へ欧州からの誘客を図る。
締結式で、南海電鉄の遠北(あちきた)光彦社長は「芸術、文化、観光で互いの認知を広げたい」と抱負を述べた。MOBのジョージ・オベルソン最高経営責任者(CEO)も「世界遺産や顧客第一の精神など共通点を生かし、沿線活性化を図っていく」と強調。
南海電鉄が海外の鉄道会社と提携するのは台湾の桃園メトロなどとの協定に続くもの。MOBはスイスの山岳地方を走り、景色を一望できるパノラマ特急車両が人気を博す。
(2017/10/25 05:00)