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[ 建設・住宅・生活 ]
(2017/11/2 05:00)
鹿島は岩手大学と日本大学、デンカと共同で、コンクリート中の水分の凍結と融解により劣化する凍害に対し、コンクリートの耐久性を高める手法を開発した。少量の添加材を投入することで、凍害によるひび割れや表面の剥離を抑制できる。寒冷地で建設されるコンクリート構造物に積極的に適用する。
新手法は、水分の凍結に伴う膨張と融解による収縮を緩和するため、デンカが開発した添加材を活用。アクリル系樹脂を原料とした中空で微小の材料で、コンクリート1立方メートル当たり1キログラム程度を添加する。投入時に舞い上がらないように、水溶性の袋に梱包し、袋ごと生コン工場のミキサーや生コン車に投入する。従来手法と比べて材料費が上がるものの、凍害への耐久性指数が約10%向上した。2016年7月に東北地方の造成工事で擁壁の一部(写真)に適用した。1年以上経過し、凍害による劣化が起きていないという。
(2017/11/2 05:00)
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