深層断面／ロボット事業再参入−新たな「ソニーらしさ」打ち出せるか

ソニーが再びペット型ロボット事業に挑む。平井一夫社長がロボット事業への参入を表明してから約１年半、満を持して披露したのは、２００６年に販売を終了したペット型ロボット「ＡＩＢＯ（アイボ）」の後継機「ａｉｂｏ」だ。「ソニーらしさ」を掲げ、“新しい文化”を創出したいとしてきた平井社長にとって、新型アイボは「新たなソニー」を作り上げる布石となるか。（政年佐貴恵）

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■ミッション−構造改革総仕上げ 成長軌道乗せ

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  アイボを抱く平井社長

「９９年のＡＩＢＯの登場は、エンターテインメントを核に人と共に暮らす、新たなロボット文化を生み出した瞬間だった」―。１日にソニー本社で開かれた会見で、平井社長は断言した。９９年に生まれたＡＩＢＯはコミュニケーションロボットの先駆けとなり、計約１５万台を販売した。社会現象にまでなったが、...