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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/11/8 05:00)
スズキは、衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能などの安全技術を「スズキ・セーフティーサポート」として今後、全車種に展開する。第1弾として、年内にも発売予定の新型「スペーシア」に軽自動車初の誤発進による後方の自動ブレーキシステムなど、先進の安全技術を搭載する方針だ。
スズキ・セーフティーサポートは、レーダーやカメラを使って衝突を回避したり、被害を軽減したりする技術が4種類。誤発進や車線逸脱を抑制する機能など9種類の計13種類。機能が増え、センシング技術も複数ある安全技術をパッケージ化することで、ユーザーに安全技術をわかりやすく伝える。
新型スペーシアには誤発進による後方の自動ブレーキシステムや、車速や警告などの情報をフロントガラスに投影するヘッドアップディスプレーなど軽初の技術を搭載すると見られる。車種ごとに最適な技術を搭載し「軽自動車から小型車まで幅広く展開していく」(鈴木俊宏社長)考え。
スペーシアが属する軽背高ワゴンは軽市場でもっとも人気の高い激戦区。販売台数トップのホンダ「N―BOX」が9月の全面改良によって先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装備しており、これに対抗していく狙いもある。
また、安全技術の一部は今春に輸出開始した欧州向けの新型「スイフト」にも設定した。小さな車に高度な技術をコストを抑えながら搭載するのはスズキの得意とするところ。今後、欧州やアジアで普及している小型車を中心に、地域のニーズや道路事情に応じて海外展開も拡大していく。
(2017/11/8 05:00)
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