[ 機械 ]
(2017/11/11 05:00)
世界最大の産業技術展示会である「ハノーバーメッセ」が2018年4月23日-27日、ドイツメッセ主催によりドイツのハノーバー国際見本市会場で開かれる。今回は「産業システムの統合化—コネクト&コラボレーション」をメーンテーマに、物流やサプライチェーン管理見本市の「セマット(CeMAT)」と初の同時開催となる。
両展を一緒に開催することで、モノづくりを主体にした「インダストリー4.0」と、物流版のインダストリー4.0とも言われる「ロジスティクス4.0」とを一体的に見せる狙いがある。ちなみに、ロジスティクス4.0はIoT(モノのインターネット)や無人搬送車、ピッキングロボットなどを活用して倉庫・物流での作業の省人化・標準化を進める事業革新をいう。
また、ハノーバーメッセには広さ50平方メートルの「ジャパン・パビリオン」を設置予定。ロボット革命イニシアティブ協議会と、ドイツメッセ日本代表部を務める日本能率協会が共同で運営し、日本政府が掲げる「コネクテッド・インダストリーズ」と、日本企業の取り組みを世界に発信する。
パビリオンに参加する企業は、i Smart Technologies、アビームコンサルティング、IBUKIおよびLIGHTz(合同出展)、ミツイワ、マクシスエンジニアリングの6社。製造工程の自動化・見える化や人工知能(AI)サービス、スマート工場向けネットワークなどを訴求する。
18年のパートナー国はメキシコで、2つの展示会合計での出展企業は6000社、来場者は約23万6000人となる見込み。17年のハノーバーメッセは世界70カ国・地域から約6500社が出展し、22万5000人が来場。日本からの出展は海外現地法人を含め79社だった。
(2017/11/11 05:00)