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[ 環境・エネルギー ]
(2017/11/14 15:00)
(ブルームバーグ)米ゼネラル・エレクトリック(GE)の石油・天然ガス部門とベーカー・ヒューズの技術サービス事業が統合してから4カ月余り。GEのジェイミー・ミラー最高財務責任者(CFO)は13日、記者団に「エグジット(出口)に関する選択肢」を模索すると表明した。
つまり、GEはベーカー・ヒューズの分離を望んでいるのかもしれない。アナリストと投資家に配布した57ページに及ぶ戦略プレゼンテーションによると、ベーカー・ヒューズの変動の大きい商品サイクルへの変わらぬ依存と同社サービスに対する需要の著しい回復が当面見込みにくいことがGEの足かせになっている。
GEのジョン・フラナリー最高経営責任者(CEO)は13日、複数の事業分野の売却や取締役数の削減、世界大恐慌以降で2度目となる減配を通じて同社を劇的にスリム化する計画を発表した。
ベーカー・ヒューズを加えることでGEは油井で使われるハイテクポンプや他の革新的な手段を使えるようになったが、ベーカー・ヒューズは統合完了前にオンショアフラッキングや北米のセメンチングなどのサービスを切り離していた。
フラナリーCEOは、初めからこうした形で統合が終わる可能性があることを予期していたかのようだ。同CEOは、「この取引の中心にある考え方としては、単独よりも統合した方が力強い資産になり、上場企業に至るという点で選択肢が生まれたというものだ」と説明。「当初はGEにとって選択肢の一つとしてこのように考えていた」と述べた。
(2017/11/14 15:00)