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[ 環境・エネルギー ]
(2017/11/16 05:00)
【宇都宮】八千代エンジニヤリング(東京都台東区、出水重光社長、03・5822・2900)と川崎地質、クラフトワーク(宇都宮市、益子卓之社長、028・665・3322)の3社は、地下水を使った熱エネルギー供給を手がける合弁会社を設立した。宇都宮市内に点在する大谷石採石場跡地の貯留水を活用し、環境保全と地域活性化につなげる。2018年2月にも同市内2カ所に熱供給施設を設け、5月の本格稼働を目指す。
新会社「OHYA UNDERGROUND ENERGY」は川崎地質の宇都宮事務所(宇都宮市)内に本社を置く。資本金は4000万円で、出資比率は八千代エンジニヤリングと川崎地質がそれぞれ40%、クラフトワークが20%。社長には八千代エンジニヤリングの水野高志常務が就いた。
大谷石採石場跡地の貯留水の水温は年間平均7―10度C程度と一定で、他の水に比べ夏は冷たく冬は温かい。貯留水を熱交換機で熱エネルギーに転換し、農業分野などでの活用を目指す。総投資額は1億8000万円程度で、そのうち約1億2000万円は資源エネルギー庁の補助金でまかなう。八千代エンジニヤリングは会社運営、川崎地質は貯留水の状況監視、クラフトワークは設備の設計・製造などの役割を担当する。
新会社は第1弾の取り組みとして同エネルギーをイチゴ栽培に生かす。冬はヒートポンプなども使い、イチゴの株元を栽培時の適温とされる15―20度C程度に維持する。一般的な重油を使った暖房設備と比べ環境に優しく、季節を問わず出荷することで「イチゴの産地化を進めたい」(関係者)としている。新会社は料金について「今後精査するが、通常の電気料金より2―3割は抑えられる」という。
(2017/11/16 05:00)
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