川重、超大型タンカーを引き渡し キソガワシッピング向け

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川崎重工業は、パナマのキソガワシッピング向けＶＬＣＣ（超大型タンカー、写真）を引き渡した。川重が新たに開発した３１万１０００重量トン型ＶＬＣＣの１番船となる。中国の合弁造船会社、南通中遠川崎船舶工程（ＮＡＣＫＳ、南通市）で建造した。

同ＶＬＣＣは従来型の球状船首をなくし、船長を長くした新開発の船首形状を採用した。航走時に発生する船首波による造波抵抗を大幅に減少させ、推進性能を高めた。

低回転超ロングストローク主機関と高効率の大直径プロペラを搭載し、低燃費を達成した。主要寸法は全長３３９・５メートル×幅６０メートル×深さ２８・９メートル。