[ 科学技術・大学 ]

アルツハイマー病、既存3薬混合で効果 京大がiPS活用

(2017/11/22 05:00)

京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の近藤孝之特定拠点助教と井上治久教授らは、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を用い、アルツハイマー病の原因物質とされるたんぱく質「アミロイドβ」(Aβ)を低減できる既存薬の組み合わせを発見した。iPS細胞から迅速に高純度の大脳皮質神経細胞を作製、1258種類の化合物から効果の高い3種類の組み合わせを突き止めた。長期間安全に投与できるアルツハイマー病治療薬の開発につながる可能性がある。

研究グループは、10人以上のアルツハイマー病患者由来のiPS細胞から分化誘導した大脳皮質神経細胞で病態を再現した。これを用い、長期間内服しても安全性の高い既存薬の効果を確認した。その後、細胞毒性が低くAβを低減できる化合物6種類を選び出し、効果を増強する組み合わせを探った。

結果は「ブロモクリプチン」「クロモリン」「トピラマート」という3種類の化合物を組み合わせた場合が最も...

(残り:240文字/本文:640文字)

(2017/11/22 05:00)

※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。

Journagram→ Journagramとは

科学技術・大学のニュース一覧

おすすめコンテンツ

ゴム補強繊維の接着技術

ゴム補強繊維の接着技術

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン