科技発展に明暗 ｉＰＳ医療「期待」９割、ＩＴ犯罪「不安」６割

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内閣府は、科学技術と社会に関する世論調査の概要を公表し、ｉＰＳ細胞（人工多能性幹細胞）などを利用した再生医療により、病気やけがなどの治療技術が進歩すると考えている人が９割にのぼることを明らかにした。一方、科学技術の発展に伴い不安に感じることとして、「サイバーテロや不正アクセスなどのＩＴ犯罪」と答えた人は、２０１０年の調査と比べ１７・２ポイント増の６１％となった。科学技術の発展による光と陰を浮き彫りにした。

科学技術の発展のために必要な政策としては、「若手の科学者や技術者の育成」を挙げた人は７１％となり、「研究や開発資金の支援」（５９・５％）を大きく上回った。