[ 金融・商況 ]
(2017/11/28 05:00)
【サンタクルス(ボリビア)=ロイターES・時事】ロシアのノバク・エネルギー相は24日、現在の世界天然ガス市場は供給過剰であり、原油のような危機的な相場下落につながる恐れがあると指摘した。
ノバク氏はボリビアで開催されたガス輸出国フォーラム(GECF)で「現在の供給過剰状態では、原油相場と同様の危機に陥るリスクが生じる」と述べた。
ガス価格はここ10年で80%下落している。シェールガスの供給や輸出に回される液化天然ガス(LNG)が増加していることで、相場はなお圧力を受けている。ノバク氏はまた、価格が危機的な状況では、長期供給契約の重要性が高まるとの見方を示した。長期契約では、市場の変動に左右されず、複数年にわたり安定した価格が保証される。
(2017/11/28 05:00)