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[ 科学技術・大学 ]
(2017/12/8 16:30)
「SS520」5号機は今月28日
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8日、小型固体燃料ロケット「イプシロン」3号機で小型レーダー衛星「ASNARO―2」(アスナロ2)を内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)から2018年1月17日6時―同日6時35分の間に打ち上げると発表した。地表を1メートルの空間解像度で撮影する「合成開口レーダー」(SAR)を搭載。都市部の建物の観測などに適しており災害対策などに役立つ。
イプシロン3号機は試験機に比べ、衛星を収める領域の拡大や打ち上げ能力を向上させた「強化型」。11月12日の打ち上げを予定していたが、電気系統の不具合による確認作業のため打ち上げを延期していた。
この打ち上げ日の決定に伴いJAXAは、同観測所から25日に予定していた観測用小型ロケット「SS―520」5号機の打ち上げを28日12時半―14時15分に変更した。ロケット内に搭載する3キログラムの超小型衛星「TRICOM(トリコム)-1R」は、地球を回りながら地球の撮影や地上局とのデータ通信などのミッションを行う。1月に打ち上げに失敗した同4号機の事故対策を施し再実験に臨む。
(2017/12/8 16:30)