[ 機械 ]
(2017/12/14 05:00)
コマツと米エヌビディアは13日、建設現場の作業支援で協業すると発表した。コマツがエヌビディアのGPU(画像処理用半導体)を活用し、現場の3次元(3D)画像から施工に必要な地形データを作成する。効率的な測量に向けて飛行ロボット(ドローン)を使った撮影が徐々に増えている。GPUで画像を高速に処理できるようにして、生産性の向上に役立てる。
コマツはエヌビディアとの連携を通じて、工事全般を情報通信技術(ICT)で支援する事業「スマートコンストラクション」を拡大する狙いだ。測量用のドローンとGPUを利用し、現場の地形を「見える化」する。
エヌビディアの人工知能(AI)技術もコマツの建設機械に搭載する方針。これにより建機周辺の作業者や機械を認識して接触事故を防ぐ。
エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO、写真)は同日、東京都内で開いた自社の技術発表会で講演し、「将来の建機にはエヌビディアのAIチップが多数搭載されるだろう。リーディングカンパニーであるコマツと新しい未来を作りたい」と述べた。
(2017/12/14 05:00)
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