名古屋「丸栄」閉店 ２７年めど跡地に新商業施設

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【名古屋】興和（名古屋市中区、三輪芳弘社長、０５２・９６３・３０３３）は１８日、傘下の老舗百貨店「丸栄＝写真」（名古屋市中区）を２０１８年６月に閉店し、２７年をめどに近隣ビルと一体で再開発して新商業施設を建設すると発表した。丸栄単独の再開発時期はこれまで２０年とされていた。

山下孝治興和副社長は再開発について「愛知県や名古屋市などとの協議で最低でも１０年かかることがわかった」とした。その上で「近隣ビルとの一体開発に向け、まずは丸栄跡地を使った小規模施設の建設なども検討している」と述べた。

丸栄は１６１５年創業の名門。松坂屋、名古屋三越、名鉄百貨店とともに「４Ｍ」と呼ばれたが、個人消費の低迷などにより業績が悪化。１７年２月期まで３期連続で経常赤字に陥り、４月に興和の完全子会社となった。