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[ 科学技術・大学 ]
(2017/12/21 05:00)
早稲田大学大学院経営管理研究科の川上智子教授らは、異業種の産学連携で、クラシック音楽の新規顧客開拓に向けた体験型コンサートの実証実験を2018年3月に行う。五感を通じた癒やしを打ち出し、立体的な映像を楽しめる「プロジェクションマッピング」や香りで演出。マーケティングにソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)を活用し、補助金に依存しないクラシック音楽のビジネスモデル確立を目指す。
プロジェクトの主体は、川上教授が代表の「クラシカ・エール実行委員会」。桐朋学園大学の学生を中心とするエール管弦楽団、金沢工業大学の松林賢司教授の研究室などが参加する。
来年3月には川崎市幸区のミューザ川崎でコンサートを開催。「クラシックを聞かない20―30代」の開拓に挑み、チケット代は4500円。
デジタルアーティストや香料会社、金沢市の食品会社とも連携し、これまでにない芸術の楽しみと癒やしを提案する。また実際に聴衆のリラックス効果について、ジンズのウエアラブル端末で測定する。
(2017/12/21 05:00)