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(2017/12/26 05:00)
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■解説:IHI、「イプシロン」4号機製造から全工程管理 JAXAとプライム契約(12/21)
宇宙開発はロマンを感じさせるものだが、ロマンだけで物事は長続きしない。地球環境や宇宙の神秘を探る科学探査以外に、経済的な恩恵あるいは他産業への波及効果が必要になるのは言うまでもない。その上で宇宙機の開発製造など経済面での合理化を進めつつ、裾野の広い産業基盤を確立していくには民間の役割が極めて重要になる。
よく知られているように、米国ではテスラのイーロン・マスク氏率いるスペースXが宇宙ベンチャーとして確固たる地位を築いている。その裏には資金的な支援だけでなく、NASAエンジニアの人材流動化も寄与している。さらには、マスク氏自身もロケットで火星に行きたいというほど宇宙開発に入れ込んでいて、一部にはテスラをいずれ売却してスペースXに専念するのではという噂も流れたほど。宇宙は未知の要素が大きいだけに、大化けする可能性がある。
(2017/12/26 05:00)