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(2018/1/4 05:00)
日刊工業新聞社が6日に発売する「プレス技術2月号」は「高精度・低コスト、環境負荷を軽減する潤滑技術」を特集する。日々改良が進む新たな潤滑油の特徴を解説。金型コーティング技術や、塗油・洗浄技術などの周辺技術もあわせて紹介し、環境に配慮しつつも最大限の効果を得るための潤滑技術を探る。
総論は片岡征二元湘南工科大学教授による「潤滑油に起因する環境問題の整理と次世代潤滑技術としてのドライプレス加工」。解説は村本兼一日本工作油技術部主任「非塩素潤滑油の特徴と今後」や小方雅淑マコー開発部長の「ウェットブラストを用いた革新的冷間鍛造前処理技術WLS」などを掲載する。
近年ハイテン材などの難加工材が普及し、複雑な形状の加工事例も増えている。しかし、潤滑油を大量に使用するだけでは洗浄工程でのコストがかかり、また従来粘度向上のため使われてきた添加剤の一部は環境への影響を懸念し使用禁止となるケースも増えている。高精度加工、コスト低減と環境負荷軽減が実現できる潤滑油および周辺技術の開発が現場では求められている。
(2018/1/4 05:00)