日立キャピタルグループ、沖縄でイチゴ生産・販売

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リース会社がイチゴを生産・販売開始―。日立キャピタルグループ会社の日立トリプルウィン（東京都港区）が沖縄県読谷村でイチゴの生産・販売事業を本格稼働した。イチゴの名称は、赤みがかった満月で見ると幸せになるとされる「ストロベリームーン」になぞらえて「ベリームーン＝写真」。読谷村の役場関係者と一緒に考えた。

糖度は１０・８度で、香りが高く、爽やかな甘さとフレッシュな酸味が特徴という。１パック（１０粒）３００円（消費税込み）で、読谷村の直売所「ゆんた市場」で販売している。今後、収穫時の粒の大きさや数により値段がやや高まる可能性がある。

日立キャピタルグループは農業機械などのリースを展開してきた経験を生かし、農業現場が抱える課題を解決するため「食」を育成する事業分野と位置づけ農業の競争力強化と地域の活性化に役立つ農業事業の展開を目指している。イチゴの生産が難しい沖縄県で暑さに強い品種で今年１０月から生産を開始した。収穫目標は生産開始後３年目に年間４・５トン。