[ その他 ]

【電子版】先週の注目記事は?(解説付き)

(2018/1/9 05:00)

■アクセスランキング・ベスト10(1/1〜1/7)

1位 トヨタ、20年にレクサスブランドのEV生産開始 電動車両を拡大

2位 【電子版】アマゾンとセールスフォース、オラクルから“サヨナラ” オープンソースのNoSQLへ移行進む

3位 全固体電池用の電解質、三菱ガス化学が20年までに開発

4位 【電子版】MRJ正念場、18年は新規受注より開発専念

5位 JR東海、新型新幹線車両の床下にリチウム電池搭載−停電時に自力走行

6位 【電子版】ドライバーの脳波で車走行 日産が運転支援技術を開発

7位 【電子版】ビットコインが地球壊す!? マイニングで「常軌逸する」電力消費

8位 JR貨物、貨物駅の業務をトヨタ方式で改善

9位 保険各社、システム刷新・統合−人口減少見据えスリム化急ぐ

10位 【電子版】アップルの新型iPhone、今年1600万台の販売減−アナリスト予測

■解説:MSやグーグル、アマゾンがインテル半導体の脆弱性対応開始(1/4)

  • インテル本社

 正月早々、半導体プロセッサーのセキュリティー上の欠陥をめぐる不穏なニュースが世界を駆け巡り、インテルの株価が下落するという事態に陥った。

 ただ、今回の問題をすっぱ抜いて報道した英国のハイテクニュースサイト「ザ・レジスター」では当初、「(脆弱性を回避する対策を施すと)パフォーマンスが5−30%低下する」とし、この問題への対応の難しさを強調していた。それに対し、インテルでは記事への反論とともに「処理能力への影響はそれほど大きく無い上、時が経てば影響は軽減される」とコメント。対策を発表したアップルやアマゾンなどIT大手も同様で、セキュリティーパッチの影響は軽微との認識でいる。

 実際、インテルをはじめとする半導体メーカーや、そのユーザーであるIT企業は数カ月前から今回の問題を認識していたという。その上で共同で対応策への取り組みを進め、1月9日にもその内容を発表する予定でいた。それが今回、事前にしかもセンセーショナルな形で報道され、大ごとになったというわけだ。

 いずれにしても巨大化、複雑化が著しい半導体をめぐっては、1社でセキュリティー欠陥を含め全てを完璧に管理するのはほぼ無理だろう。脆弱性を突く悪の勢力のイノベーションも進化が著しい。半導体メーカーとユーザー、研究機関などが情報を交換し合い、不具合をいち早く発見・修正する協力態勢が今後も重要になる。

(2018/1/9 05:00)

おすすめコンテンツ

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

GD&T(幾何公差設計法)活用術

GD&T(幾何公差設計法)活用術

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン