[ ICT ]
(2018/1/9 14:00)
米アップルは8日、子どものスマートフォン使用を親が管理できる新たな機能を計画していることを明らかにした。同社株主のジャナ・パートナーズとカリフォルニア州教職員退職年金基金(カルスターズ)は、子どもによる長時間のスマホ使用やメンタルヘルスへの潜在的な影響に懸念を示していた。
アップルの広報担当者は発表資料で、「アップルは常に子どもに気を配ってきた。子どもに刺激を与え、楽しさや教育を提供しつつ、オンラインで親が子どもを守ることを手助けする力強い商品を生み出すため、われわれは懸命に取り組んでいる」と説明した。
アップルによると、基本ソフト(OS)「iOS」を搭載している「iPhone(アイフォーン)」などのアップル製品ではデータに加え、アプリや映画、ウェブサイト、楽曲、書籍など子どもが利用するサービスを親が管理・制限することができる。
アップルの広報担当者は「機能性を高めつつ、こうしたツールをさらに強固とするため、将来的に新たな機能や増強を計画している」とコメントした。
ジャナとカルスターズは6日付の書簡で、子どもによる携帯電話へのアクセスを親が制限する手段を増やすようアップルに要請。長時間の利用によるメンタルヘルスへの影響を調べることも求めた。両株主は合計で約20億ドル(約2250億円)相当のアップル株を保有している。(ブルームバーグ)
(2018/1/9 14:00)