[ ICT ]
(2018/1/15 05:00)
ジュピターテレコム(JCOM)は2019年夏をめどに、ケーブルテレビ放送を受信する装置を介して外部の有料動画配信サービスを視聴できる環境を提供する。ネットフリックスやフールーなどを候補に、顧客が多様な動画配信サービスを自宅のテレビで楽しめる体制を整える。国内では動画配信サービスが台頭し始めた。JCOMはそうした動画配信サービスと連携し魅力を高めることで、契約者の維持・拡大につなげる。
JCOMはケーブルテレビ放送を受信する装置「セットトップボックス(STB)」を介し、顧客がテレビで外部の有料動画配信サービスを視聴できるようにする。19年夏に次世代STBの市場投入を予定しており、その機能として導入する見通し。連携する具体的な動画配信サービスは今後詰めるが、ネットフリックスやフールー、ダ・ゾーンなどが想定される。
国内では動画配信サービス市場が台頭しており、ケーブルテレビ事業者にとっては放送サービスの顧客流出が懸念される。一方で米国ではケーブルテレビ大手のコムキャストがネットフリックスと提携し、STBを介してテレビでネットフリックスを視聴できる環境を提供している。これにより顧客価値を高め、契約者の維持や拡大につなげている。JCOMも同様に動画配信事業者との協業体制を構築する。
また、次世代STBではリモコンに音声検索ボタンを設け、音声操作に対応する。利用者の視聴履歴などを踏まえて映像コンテンツを推薦する機能なども導入する。
(2018/1/15 05:00)
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