- トップ
- 政治・経済ニュース
[ 政治・経済 ]
(2018/1/31 05:00)
企業の人手不足が深刻の度合いを深めている。厚生労働省が30日発表した2017年平均の有効求人倍率は前年比0・14ポイント上昇の1・50倍と、73年(1・76倍)以来44年ぶりの高水準だった。企業が人材を確保するには、今通常国会で審議する「働き方改革」による労働参加の促進、さらに18年春闘での賃上げが当面の焦点になる。ただ働き方改革の政策実効性は不透明。春闘も足元の円高や視界不良な日米通商問題など懸念材料がくすぶる。
厚労省によると、17年12月単月の有効求人倍率も前月比0・03ポイント上昇の1・59倍と、74年1月(1・64倍)以来43年11カ月ぶりの高水準。第2次安倍晋三政権が発足した12年12月の同倍率が0・83倍だった“買い手市場”と比べると雇用情勢は大幅に改善した。ただ企業にとっては業績拡大を鈍化させかねない人手不足が深刻だ。
政権の経済政策「ア...
(残り:1,289文字/本文:1,689文字)
(2018/1/31 05:00)
※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。