ＪＦＥエンジ、英でゴミ焼却発電プラント受注

ＪＦＥエンジニアリング（東京都千代田区、大下元社長、０３・６２１２・０８００）は、英スコットランドでゴミ焼却発電プラントを受注した。受注額は約１１０億円。プラントの設計・建設・試運転をフルターンキーで手がける。日量３２９トンの処理能力を持つ焼却炉１基や出力１万１０００キロワットの発電設備を整備する。２０２０年の完工を計画する。

子会社の独スタンダードケッセル・バウムガルテ（ＳＢＧ）が、同ＭＶＶエンバイロメントサービスから受注した。プラントは一般家庭約２万世帯分を発電するとともに、隣接する仏ミシュランのタイヤ工場に蒸気を供給する。ＳＢＧは欧州を中心に、１１５件の廃棄物発電プラントの建設実績を持つ。今回はボイラの熱回収率を高水準で維持するボイラクリーニング技術や、英プリマス市に納めたゴミ焼却発電プラントが高稼働を維持していることが評価された。