[ ICT ]
(2018/2/15 15:30)
テックインサイツの分析によれば、アップルウオッチやiPhoneなど他の製品と比べて利益率が大幅に低いという(ブルームバーグ)
米アップルのスマートスピーカー「ホームポッド」の製造コストは216ドル(約2万3000円)と、「アップルウオッチ」や「iPhone(アイフォーン)」といった同社の他の製品と比べ利益率が低いことが調査会社テックインサイツの分析で明らかになった。
分析によると、ホームポッドの価格が349ドルだとして、コスト216ドルなら利益率は約38%。これに対してスマートスピーカー市場で競合する「グーグルホーム」と「アマゾンエコー」の利益率はそれぞれ66%と56%。ただ、いずれも音質ではアップルに劣るという。
テックインサイツのコスト調査担当、アル・コースキー氏は「アップルは販売台数を増やすため、通常より利幅を圧縮して販売価格を引き下げたのではないかと考えている」と指摘した。
IHSマークイットによると、アイフォーン最新モデル「X(テン)」の利益率は64%。2015年のアップルウオッチ・オリジナルモデル(価格349ドル)のコストはわずか84ドルと推定されている。
今回の分析についてアップルにコメントを求めたが、返答はなかった。(ブルームバーグ)
(2018/2/15 15:30)