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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/2/16 10:30)
アマゾンのフランス拠点の従業員数は18年末には7500人を超える規模にまで拡大する(ブルームバーグ)
米アマゾン・ドット・コムはフランス経済の拡大を視野に、同国で正社員2000人を新規雇用する計画だ。昨年も1500人を新たに雇用したアマゾンは、物流センターと仕分けセンターで増員するほか、宅配サービス関連の雇用も見込む。今回の採用で仏国内の従業員数は3割余り増え、2018年の終わりまでに合計7500人超となる見通しだ。
同社フランス部門を率いるフレデリック・デュバル氏はインタビューで、「仏経済の現状が、投資を判断する上で自信を与えてくれている」と語った。「われわれの顧客は増えているので、ビジネスも拡大している。それに伴い、より多くの人材を採用する。現在の活動水準が持続可能だと考えており、それが正社員としての雇用を行う理由だ」と説明した。
アマゾンの採用計画は、長く待ち望まれていたフランスでの景気回復が雇用増につながり始めた新たな兆候だ。仏国立統計経済研究所の15日発表によると、10-12月期の失業率は8.9%と、約9年ぶりの低水準だった。(ブルームバーグ)
(2018/2/16 10:30)