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[ 医療・健康・食品 ]
(2018/2/21 05:00)
【諏訪】ハーモテック(甲府市、岩坂斉社長、055・298・6690)は、のりやゴマなどの食材向けに、吐出空気流を利用した特殊な吸着把持方式のステンレス製アタッチメントを開発した。円筒形状の器に沿って吹き出される渦巻き空気流の中心にできる負圧を利用し、これら食材の把持・脱着を適切に行える。のりやゴマ向けなど同2種類を月内に先行発売し、バターロール、冷凍コロッケ向けなどを順次商品化する。
吸着把持方式のステンレス製アタッチメントを用いて、のりなら1枚ずつ、ゴマなら質量誤差のバラつきが少ない一定量を把持し、搬送、着脱できる。吐出空気が被搬送物把持に影響を与えぬよう、空気排出は後方(背)部分で行う構造を採用した。
従来、のりなどを搬送する場合は、空気吸引式把持だと複数枚を同時吸着してしまうため、人手に頼らざるを得なかった作業を機械に置き換え可能。また、「スポンジケーキなどエアーが貫通してしまう食材の把持にも有効」(岩坂社長)としている。
さらには吸引式でないために、エアコンプレッサーを動力とする配管システム内に、食材かすとして発生する粉じんなどの入り込みがないため、設備メンテナンスが容易。
現在、唐揚げやしゃけの切り身、いちごなど形状が不統一な食材向けとして、把持面に滑り止めを施したアタッチメントなどをテスト中。岩坂社長は、「各食材に合わせたアタッチメントが最終的には数十種類になる」と見ている。
ハーモテックは、同吸着機構を生かし、主に半導体業界向けに極薄ウエハーの各種搬送ソリューションを手がける自動機メーカー。
(2018/2/21 05:00)
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