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[ トピックス ]
(2018/3/2 05:00)
【大化けの可能性】
アクロナイネン(和歌山市、勝本真人社長、073・424・8101)の手がけるタッチパネルが社内外に新風を吹き込んでいる。従来より安価なタッチパネルの製造技術を売りに、多品種少量の需要を掘り起こす。思いがけないきっかけから始めた新規事業だが、事業の柱に大化けする可能性を秘めており、既存事業との相乗効果も期待できる。
同社は精密ダイカスト製品やダイカスト鋳造によるピストン、摩擦材を用いた遠心クラッチなどを製造する。ダイカストピストンで独自の製造技術を持ち、小型エンジン用遠心クラッチで国内シェア約90%を占めるなど確固とした地位を築いている。
【きっかけは相談】
新規事業のタッチパネルは思いがけないところから始まった。2012年、当時の勝本僖一社長(現会長)が中国江蘇省の無錫市にある日系のベンチャー企業から相談を受けたのがきっかけだ。同社はこの企業に出資し、製造も担当...
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(2018/3/2 05:00)
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