- トップ
- 環境・エネルギーニュース
- 記事詳細
[ 環境・エネルギー ]
(2018/3/3 18:30)
東京電力は、福島第一原発3号機の原子炉建屋内部にドローン(小型無人飛行機)を入れて実施した調査結果を公表した。放射線量が高く人が入れなかった2階と3階に、水素爆発で生じたがれきが散乱している様子が確認された。
空間放射線量は2階が毎時10ミリシーベルト、3階が同14ミリシーベルトで、東電は「いずれもごく短時間の立ち入りは可能」との見方を示した。
調査は2月27日午後に実施。立ち入り可能な1階から物資搬入用の縦穴を通してドローンを上昇させ、周囲を撮影して線量を計測した。
建屋3階は原子炉の真横にあたり、溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出し作業で利用する可能性がある。東電は今後、建屋内の状況を詳しく調査し、長時間の作業を可能にする除染の方法を探る。(時事)
(2018/3/3 18:30)