[ 機械 ]
(2018/3/6 05:00)
【相模原】日本コーティングセンター(神奈川県座間市、千葉祐二社長、046・266・5800)は、自動車用高張力鋼板(ハイテン材)のプレス成形金型用被膜「デラックスヴィーナス」を開発し、受注加工を始めた。プレス成形による金型の摩耗や、かじり現象を抑え、耐久性を従来比2―3倍に高めたのが特徴。価格は個別見積もり。初年度の売り上げ目標は6000万円。
新被膜「デラックスヴィーナス」は、物理気相成長(PVD)処理でクロム系被膜を従来比3倍の10マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以上の厚膜化を実現したことで、耐久性向上が見込まれる。自社のプレス試験結果では、引っ張り強度980メガパスカル、板厚1・2ミリメートルのハイテン材の場合、耐久性が2―3倍に伸びたことを確認した。
自動車用プレス部品は、車体軽量化や衝突安全性の向上を目的にハイテン材の採用が進んでいる。「強度が高まるにつれて過酷となる使用条件に対応する金型へのニーズが高い」(同社)として、同被膜をPRしていく。
(2018/3/6 05:00)
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