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[ 科学技術・大学 ]
(2018/3/6 05:00)
物質・材料研究機構(物材機構)統合型材料開発・情報基盤部門は5月をめどに、無機材料の有料データベース事業を始める。無機物質の結晶構造データ27万件やX線回折データ49万件などの材料ビッグデータ(大量データ)が利用可能になる。国立研究開発法人にとって、企業との共同研究費や特許収入に次ぐ収入源となるか注目される。
結晶構造データ27万3830件、X線回折データ49万6145件、材料特性データ29万8021件などを収録した。事業開始時に、それぞれ10%ほどデータを増やす方針だ。
現在はこの3分の1程度の情報量のデータベースを無料提供している。データを拡充し、データ解析ツールを合わせて提供してサービスの質を高める。
利用料は1人当たり年間15万円、複数人で使う法人向けに年間200万円を想定する。利用形態によってはデータのダウンロードを一部認める。
材料開発分野では人工知能(AI)技術やビッ...
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(2018/3/6 05:00)
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