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[ 科学技術・大学 ]
(2018/3/8 05:00)
久留米工業大学の研究グループは、電動車いす自動運転システムの実証試験を福岡県久留米市の商店街で行った。システムは声で行き先を指示してルート設定する。実証では音声認識機能やルート設定、走行中の障害物回避などを人が往来する場で確かめた。
システムは話した内容に基づき、地図情報を用いてルートを決める。位置情報は全地球測位システム(GPS)やビーコン(位置情報発信器)によって把握。画像解析で障害物や飛び出しなど危険を感知する。
実証では「おなかが空いた」との言葉に、総菜店を候補に設定。前方に人が現れると停止し、「止まって」「いいよ」などの指示にも反応しながら目的地に向かった。
久留米工大の東大輔教授は「アドバイスを基に課題を克服しながら実用化に向けて進めたい」としている。(福岡)
(2018/3/8 05:00)