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[ トピックス ]
(2018/3/9 05:00)
海域網・データ まだ必要
甚大な被害をもたらした2011年3月11日の東日本大震災から7年。国は海域で発生する地震や津波を観測する大規模な海底観測網の設置を推進。現在は陸域の観測網と統合して運用している。世界に類を見ない広範囲に連続する地震観測網は、地震や津波発生の早期検知、情報伝達の迅速化など防災に役立ち、地震研究の発展を後押ししている。(曽谷絵里子)
リアルタイム監視/地震観測網、高い精度−予測データ即時に伝送
東日本大震災を受けて防災科学技術研究所が整備した「日本海溝海底地震津波観測網(S―net)」は北海道沖から千葉県の房総半島沖に広がる。150カ所の地震計や水圧計などの観測データを光海底ケーブルで陸上に伝送し、リアルタイムで監視が可能だ。
海洋研究開発機構は地震の規模を示すマグニチュード(M)で最...
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(2018/3/9 05:00)
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